2017年10月1日日曜日

美ヶ原失敗・・・



最近PCに向かうのが億劫で・・・随分と更新をサボってしまいましたm(_ _)m
ようやく指が少し動く様になったので、そろそろ夏に走った分をまとめようかと思うのですが、 スイッチさえ入れなかったおかげでWindowsの更新が溜り放題溜まり、なにしろ低スペックPCなので、文章入力さえ一苦労という有様で・・・(>_<;)
お盆休み最初のライドについて書こうとしているのですが、これがまた、余りに不甲斐ない顛末で、読んで下さる方の失笑を買ってしまうだろうことを思うと、またまた憂鬱でして・・・
・・・なら書かなきゃいいだろって話なんですが(笑)、三歩歩くと忘れるニワトリ脳なので、今書いとかないと何度でも同じバカを繰り返しそうですし。

美ヶ原への最短ルートと信じた道が、いざ足を運ぶと「無かった」のです。。。

つまるところ、出掛ける前に済ませておくべき下調べを、私が十分にしていなかったことが、この日演じた大失敗の原因なのですが・・・
どうぞ、笑ってやってください。

出掛けたのは8月9日だったのですね。週の初めから茹だる様な日が続いていたのですが、もうなんだか、めったやたらと暑い日で。八時半過ぎに松本駅に着いたのですが、電車降りた時点でもう、グッタリした気分でした。例によっていつもの18きっぷおビンボ輪行なので、五時過ぎに高尾駅を出発する中央線下り始発を振り出しに、三回電車を乗り換えてはるばる松本へ・・・もち、高尾までは自走っス(笑)




逃げ水が揺らぐロータリーの隅で、十五分ほどで自転車を組み立てて、あがたの森通りを東へ。気温はすでに30℃。私のブタ足では帰りの電車に間に合うかどうか、微妙なところなので、コンビニ寄る時間も惜しいです。そんなわけで、コインパーキングの自販機で水を調達。自転車通行帯がありますが、平日なので通勤の歩行者多し。大橋通りに折れて北へ。松本城の堀の北側から来る道にぶつかったら、東へ進路を変えてr67松本和田線に入ります。あとはこの県道を道なりに進めば、ビーナスラインの扉峠へ連れて行ってくれる筈・・・なのですが。

八ヶ岳と北アルプスの間、長野県のほぼ中央をに南北に延びる筑摩山地には、気になる峠がいくつかあって、今年中に二つ・三つ走りたいな・・・と、地図を眺めて思っていました。そのうち南の方、武石峠はいうまでも無く美ヶ原の玄関口の一つで、王ヶ頭や王ヶ鼻からの眺望もさることながら、峠から王ヶ頭に至る道も、西に北アルプスの大パノラマを望む絶景の中を走る・・・との噂。松本から美ヶ原へは、ヒルクライム競技が行われる美ヶ原林道(美ヶ原スカイライン:美鈴湖~武石峠)上るのが、愛好家の間では定番らしいのですが・・・何しろそういうことは露ほども知らない私。押し歩くことを前提とするなら、美ヶ原牧場や王ヶ頭の車道がない区間------ビーナスラインから王ヶ頭を経て、武石峠側の県道終点まで------を通り抜けることもできるらしいので、まず松本からビーナスラインまで上る最短ルートを地図で探すと・・・薄川に沿って扉峠に続く県道が一番近そう。。。




バイカーの聖地・ビーナスラインから眺める美ヶ原の、溶岩台地らしい長い稜線をカメラに収めた後で、王ヶ頭・王ヶ鼻からの大パノラマと、武石峠・思い出の丘から屏風絵のように広がる北アルプスの姿をゲットし、ついでに日本一標高が高い道の駅「美ヶ原高原美術館」で名物のソフトクリームを戴けば、リッチでオシャレで意識高いよ~みたいなブログを装う(あくまで、偽装)ことが出来るのでは!?

    よーし、いっちょうドーンとやったろうじゃないですかっ!

・・・マイナー調が基本の私にしては珍しく発奮した訳ですが、この時思い出すべきでした。気宇壮大になった時の私は、ほぼ必ず、目も当てられない失敗を繰り返して来たことを。

最初の関門(である筈の)・扉峠までは22キロ。松本盆地の外れにあたる入山辺から、旧よもぎこば林道が分ける薄川第二発電所までは距離9キロ×平均勾配2.9%。ここはまあ、ブタ脚さんでも一時間は掛からない筈です。その先、扉温泉までの7キロは平均勾配5%弱なので、過去の実績を勘案すると一時間半(5km/h)、地図を見る限り、恐らくこの道一番の難所と思われる、九十九折れが連続する区間を含む峠手前6キロは、ルートラボで測ると平均勾配8%弱なので、ブタ脚さんではせいぜい3km/hというところか?・・・なので、扉峠に十三時着を目標にして ペダルを回します。




松本で朝食を摂る時間が無いので、高尾駅前で買ったコンビニおむすびを車中でムシャムシャやった訳ですが、いつもと違う時間に食べたせいか、坂を上り始めた所で急に、もよおしてしまいました。。。ぶどう畑の中、東西に細長く伸びる入山辺地区も半分ほど過ぎてしまった場所で、もとより、コンビニなどある筈もありません。。。
ワイナリーとかありますが、まだお店を開けてないっぽい。学校とか集会所、無いかなあ・・・(;´Д`)アウ...
スーパーみたいなモダンな建物が目についたのでアブラ汗垂らしつつ近づくと、これがJA。いよいよココを逃すとダメっぽいので、シャッターが開いていたJAバンクの方に入ってトイレ貸してくれないかお願いすると、若い男性テラーがわざわざ、カウンターから出て来て下さって案内してくれました。鏡のように清潔で、正直、心苦しかったっス。m(_ _)m
トイレ借りたから言うのではありませんが、窓口に並ぶテラーさんは、「スーッ・・・」とした感じの、清潔感溢れる美男美女揃い。近頃の『農協』って、ホント、スゴイことになっているのね・・・




走り始めて一時間で、目安にしていた旧よこぎこば林道の分岐を通過。青看に行先は無く、ただ「(狭路・急坂)」とだけあります。私は扉峠まで県道を走るので、林道が悪路だろうと関係ありません。県道の行き先には太い字で「和田・美ヶ原」とあります・・・信じていいんだよね?

原地区を過ぎると九十九折れが現れ、ペダルが重く感じられ始めました。薄川の両側には極く狭い幅の田んぼが続いています。未だ首を垂れない稲生は、今がまさに夏の盛りであることを感じさせる、青々した色。額から流れる汗が目に沁みるので、バックパックから出したタオルを首に巻いて、顔を拭いながら自転車を漕ぎます・・・早くも、500mlペットボトルがカラになりました。所々に千切れ雲が浮かぶ青空からは、容赦なく日差しが照り付けます。一時間で気温は4℃も上がり、サウナの中でペダル回しているみたい。。。強烈に上る九十九折れが現れて、堪らず道端で一休み。対岸に聳える断崖絶壁が、何気にスゲェ。500mlペットボトル半分ほどをイッキ飲み。水の消費が半端ないです。

ほんの少し漕いで一休みし、不承不承、サドルに這い上がってまた、僅かな距離を稼ぐ・・・高いエンジン音を響かせ、追い越して行く車からのぞく顔には、一様に心配そうな表情が浮かんでいます。ヤバいのか?オレ?・・・おぼつかないペースで、フラフラとペダルを回していると、追い越しざま「ガンバレッ!」との声援を頂戴しましたm(_ _)m

↓↓↓・・・そして、問題のココ↓↓↓


※写真はストリートビューより作成

何故か、県道の行き先表示が「扉温泉」になっていて、和田と美ヶ原へ向かうクルマ、というか、自転車もですが、はよもぎこば林道の方へ誘導されるみたい。グーグルマップ・ルートラボが使うゼンリンの地図とも、直進する県道はハッキリ描かれているのに対し、旧よもぎこば林道と三城高原の道は、細く薄っすら描かれているに過ぎません。如何にも頼りない印象ですが、それでも青看通り左に曲がった方がいいのかしら?・・・なんか、メチャメチャ急勾配みたいなんですけど・・・

↓↓↓・・・そして、次に現れたのがコレ↓↓↓


※写真はストリートビューより作成

県道が向かう先が扉温泉と表記されているのは先ほどの標識と同じですが、横に小さく「ビーナスライン  大型車通行止め」と書かれています???
・・・ははーん、さては一方通行区間とはココのことだな?
事前に得た情報では、県道に離合が難しい狭隘区間があるため、旧よもぎこば林道とで(丁度、日光のいろは坂みたいに)上り/下りのルートを分離しているらしきことが書かれていたので、ココからビーナスライン方面は一方通行になるものと理解したのでした。
ただし、ご覧の通り県道の方には「ここから進入禁止」とまでは書かれていません。なので、当初の予定通り、扉峠まで松本和田線を上ることにして、再び自転車を漕ぎ始めました。
約三十分後、この判断がトンデモナイ早とちりであったことに、気付かされることになるのですが・・・勿論すべて、あとの祭り。

松本駅から一時間半で13キロをあとにしたことになるので、ペースの方はほぼ、計画通りなのですが、標高を上げても一向に和らぐ気配のない暑さと、水の消費の速さが完全に想定外です。往路の半分にも満たない行程で、持参した三本ペットボトルのうち、二本が既にカラっぽ(!!)です・・・{{(゚Д゚;)}}
上は半袖ジャージの前を、はだけて着る状態ですが、全く汗が気化せず、玉となって体の上を流れます。ひと際高く響く水音を感じながら、コンクリート縞舗装の激坂をヨチヨチ這い上がると、ようやく薄川第二発電所の取水堤の上に出ました・・・ちなみに扉峠までには、まだまだ、「第四発電所」まである筈なのです・・・(^ ^;)

なるほど、発電所からやや進むと道は一気に細くなり、離合が難しい幅になりました。松本から上ってくる車は皆、先ほどの分岐を左へ曲がるのか、追い越しに気を遣わなくて済むようになりました。もっとも、擦れ違うクルマも皆無なのは、ちょっと不安ですが。相変わらず休んでは走り・・・を繰り返しつつ、脚に堪える坂道と三十分格闘を続けると、扉温泉に着きました。時間は十五分ほど借りが出来た感じですが、取り返せないほどではありません。ところが、行く手にもっと気になるものが・・・


『全・面・通・行・止』!!!


いわく、「崩れた道路をなおす工事を行っています    期間;平成29年3月1日~平成29年9月15日」とのことで、あと一ヶ月ちょっとで開通というタイミングですが・・・
もっと突っ込んで下調べしておけばよかった・・・orz・・・
もっとも、柵の横を××××てから500mほど進んでみたのですが、長い間放置されている様子が伺えました。勿論、工事している様子はありません。。。



↑↑↑どうでしょう?・・・完璧に廃道ってヤツじゃないですか、コレ???↑↑↑

通行止め箇所のすぐ先に薄川を渡る橋があり、吊橋の橋頭が残っています。冒頭の写真がそれですが、橋はコンクリート製に置き換えられています。前後の道共々、腐ってますが・・・こちらのサイト(「長野県道67号主要地方道松本和田線」のページ)を拝見すると、2005年頃は走ることが出来たようですね。

現在地の標高は1100m。標高で見ると半分消化した訳ですが、先ほど標識があった分岐まで戻ると大変なロスになります。ゲート左に北へ上る道があるので、一縷の望みを託して上り始めます。三城高原まで上ってくれるなら、時間的にもギリギリ取り戻せる範囲です。体力的にもギリギリですが・・・

先ほどの分岐で地形図を一瞥して、県道の北側は等高線がびっしりなので、三城高原を経由するのは避けたかったのですが、仕方がありません。案の定、勾配がシッチャカメッチャカで、ペダル踏めません。。。(T T)例によってトボトボ押し歩きますが、地面が近い分照り返しが凄くて、遠からず路上の垂らし男に・・・(>_<;)





正直言うと、このあとの記憶が曖昧で、熱中症寸前だったらしいのですが、ログを見ると一時間以上悪戦苦闘したらしい。正午を回り、焦りが募り始めると、明らかに峠らしい場所に着きました。GPSを確認すると標高は1400m、つまり扉温泉からさらに300mも上ったわけですが、勿論、扉峠ではありません。持参した水は、扉温泉からの4キロで底をつきました・・・ああああああああ!ドンドン下ってしまいます!!

正面に王ヶ頭のアンテナ群らしいものが見えますが、みるみる遠ざかって行く・・・(T T)




やがて、頻繁にクルマが行き交う道に合流しました。どうもさきほど↑青看が指示していた道らしいですが・・・地図と照らし合わせると、三城高原から200mほど下の場所らしい。大分遠回りしたとはいえ、右に上れば三城高原を経て扉峠に行けることは分かっています。標高も大分下ってしまいましたが、150m上り返して、さらに150m上れば峠に着きます。分かってはいるのですが・・・
高原が近いのに、涼しいどころか、体感できる気温は上がる一方です。書いた通り、水は底をつきました。扉峠から美ヶ原までは、距離にして10キロ・さらに350m上らなければいけません。。。

給水できる保証もないし・・・ダメかな・・・

断念して帰ると決めればあっという間で、四時間かけて上って道程も、四十分で下ってしまいました。
松本城と開智学校見て、各方面に投下するお土産買って、電車に乗りました。

満足度ゼロ・成果ゼロ・敗北感と疲労だけ抱えて、真夜中前に家に帰りました。。。




振り返ってみて、疑問が二つ。調べてもあの峠の名前が分からないのと、現在のr67松本和田線のルートがどうなっているのかという点。Googleマップルートラボ=Yahoo!地図マピオンも、県道は扉温泉の先も、薄川に沿って描かれています。 一方、地元のライダーさんたちがアップしてくれているらしい、r67松本和田線と銘打つドライブレコーダー動画は、どれも旧よもぎこば林道を走っているみたいなのですが、さて・・・

    今回の反省点;

  • 携行する水の量に多すぎるっていうことは無い・・・(かも)
  • 計画を立てる際、ルートについてはしつこい位、念入りに下調べしよう!
  • 勿論、アレのスケジュールも念入りに!!






追記;

勿論、リベンジして来ました。
後日記事にします。m(_ _)m


2 件のコメント:

T1957 さんのコメント...

ボラザぢぃさん、こんばんは

お疲れさまでした。私も日曜日、櫛形山林道で工事通行止めの看板に遭遇し、引き返し覚悟で突入、ギリギリセーフという経験をしたばかりです。平日だったら工事で完全アウトでした。事前調査は重要ですね。
確かにr68で検索すると扉温泉「明神館」のHPに

ビーナスラインが開通いたしましたので、ビーナスラインからお越しのお客様は、『よもぎこば林道』経由にてお越しください。その他の林道は急坂、狭路の上、現在倒木等の為通行止めとなっております。

と書いてありますね。
私も美ヶ原へ行って見たいと思っているのですが、武石峠が怖くて断念しています。リベンジでの貧脚者向けのルート開拓を期待しております。

ボラザぢぃ さんのコメント...

T1957さま

情報ありがとうございますm(_ _)m
扉温泉『明神館』のHP、教えて戴いて初めて知りました。出掛ける前にこのページを見ていれば・・・
全く、抜けているにもほどがありますね。。。(>_<;)
猛省しています。

櫛形山って、鰍沢・市川大門から上っても、身延から上っても、標高差2000m越えますよね・・・((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
お盆に計画したのですが、ルートラボでコース引っ張って、「こりゃ無理」と諦めました。(>_<;)
白峰三山の眺めが素晴らしいらしいですね!
軽水林道も長いこと憧れの道ですが、あちらも1900m近くあるので尻込みし、いつまで経っても実現できません。(>_<;)
またまた、ご謙遜が過ぎます。美ヶ原は私みたいのでも時間を掛ければ上れましたから、T1957さんなら楽勝でしょう。軽水林道・乗鞍・櫛形山と三か月余りで制覇されるなんて、スゴイと思います。(≧▽≦)
とてもマネできません!!!

櫛形山の記事、楽しみにしておりますm(_ _)m

いつもコメントありがとうございます!m(_ _)m