2016年3月27日日曜日

白石峠・堂平山天文台・奥武蔵GL・虎秀

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二ヶ月ぶりの奥武蔵。勝手な思い込みなんですけれど、春が一足早く訪れる場所って印象があるんですよね。タマチャリンさんの3/19付の記事を拝見して、矢も楯もたまらず走り出してしまいました。

五時に出発して、鶴川~是政橋~府中街道といういつものルートへ。途中から邪魔になるかな・・・と迷いつつ、ライダーズジャケットを着て家を出たのですが、天気予報に反して雲が多く、陽が差さないので寒~い{((>_<))}身体が温まってもスピードが上がりません。しばらくの間フラペの自転車ばかり乗っていたので、ビンディング付のペダルの漕ぎ方を思い出すまでは、体がやけに重くて仕方がありません。サイコンでスピードやペースを意識しながら走ることが出来れば全然違うのでしょうが、街中はともかく、退屈で眠い。。。GPSロガーが懐かしいです。。。
所沢から行政道路→入間からR407は朝の渋滞で、マスクの上にネックゲータを引き上げても喉がイガイガ・・・物流トラックの排ガスを元気に吸いながら、圏央道を潜った所で日高に向かうr262。奥武蔵の山裾を走る飯能寄居線はバイパスの方を使って毛呂山・越生と通過し、八時半過ぎ都幾川へ。ジャケットを脱いでバックパックにしまい、最初の目的地である白石峠へ上り始めます。





【白石峠】


どこかで水を調達しなきゃ・・・と思いつつ自転車を西に走らせていると、道の反対側のコンビニ風の建物が目に留まりました。近寄ってのぞくと、店内に自転車があります。
「TOKIGAWA BASE」というサイクリング・ステーションらしいです。電灯は点いているのですが、人の姿がありません。「まだ営業時間じゃないのかな・・・」と思いつつドアに手を掛けると、開いているようなので自動販売機が並ぶ店内へ。飲物や補給食は勿論、タイヤチューブやクリートまで売っています。万一の時、これは有難いですね~(ノ゚ο゚)ノ  そういえば越生でも、以前に町営のサイクリングステーションを利用させて貰いました。
都幾川は建具産業が盛んで、「建具の里」と云われるそうですが、確かに白石峠へ向かう県道の両側には、そこかしこに木工所があるようです。休耕田が、いちめんのなのはな。さすが林業の街、杉玉の様な細工を使った、大きなトトロが辺りを睥睨しています。





街を抜けると、徐々に脚が勾配を感じるようになりました。境神地区からは曲がりくねった峠みち。間伐材の有効利用なのでしょうが、丸太を薄く削いだものに、地名を彫ってあるバス停がお洒落です。駐在所を過ぎ、田中の交差点から7キロほどで現れた分岐を、青看板に従って右へ。都幾川の本谷に沿って南西へ向かう、直進方向も舗装された立派な道で、地図を確認すると高篠峠や刈場坂峠へ抜けられるようです。大野地区を走っていると思うのですが、「下モ」とか「横墹」とか、デマンドバスの不思議な停留所名が目を引きます。街中では既に寂しくなっていた梅の花が、見事な桃と一緒にここでは満開で、若干ですが標高が上がったことを感じさせてくれます。
味のある造林小屋風の建物前に自転車を停めてパチリ。
先輩方の構図を真似してみたものの、腕の差は歴然ですね・・・(T T)






谷間にこじんまりした商店や学校(廃校?)が軒を連ねる、大野地区の景色を眺めながら、南斜面に広がるポカポカ畑を抜けると、暗い杉林へと道は続いています。勾配も大きくなり、残りの歯の枚数を意識することが多くなってきました。
自転車が全然前に進まず、マジ、脚が攣りそう・・・

さあ、盛り上がってまいりましたっ!(笑

相変わらずの曇天で気温は低いままですが、額から流れる汗が目に沁みます。。。サイクリストの姿が目立ってきて、さきほどから頻々と追い越されます。例によって私のほうは休み休み・・・の道行ですが、みなさん、結構なペースで駆け上がって行きます。野太い挨拶の声を残して、有名なチームジャージを身に着けた同年輩の男性が、蒸気機関車の様に力強く、坂を登って行きます。あっという間に姿が見えなくなってしまいました。道脇には「勝負平橋」と記された標識が。自分があまりに不甲斐なくて、思わず写真撮っちゃいましたよ。。。
道脇に水音がして、一瞬湧水かと期待しますが、ああ、これはアカン奴や。早くも空になってしまったペットボトルを手に落胆していると、這いつくばるような独特の姿勢で、さきほどオートバイみたいに駆け上がっていった若い子が、もう峠から折り返してきました。やれやれ・・・
パラグライダースクールを過ぎると視界が開けて、尾根が近く感じます。右に左に、ふらつきながら最後の九十九折れを這い上がって、十一時過ぎに白石峠へ到着。大野地区の分岐から1時間40分も掛かってしまいました。STRAVAを確認すると、いずれのセグメントでも最下位三番手以内という、ゆるぎない指定席に収まった模様。(>_<;)






【堂平山へ】


家帰って調べると、白石峠は2010年6月以来らしくて、なんとまあ、ほぼ六年振りということになるらしいのですが。
定峰峠には峠の茶屋があったと記憶しますが、この峠には寂しげな四阿があるだけ。展望もないし、相変わらず陽が差さず寒いしで、特に感慨も無くさっさと峠を後にします。
皆さんよく御存じの通り、西には定峰峠・南には大野峠に向かう道が分けていますが、今日は第二の目的地目指して北へ。甘やかし放題甘やかしていた脹脛がパンパンで、更に上って大丈夫かいな?と思いましたが、案に相違してこちらは穏やかな尾根道。冬枯れした落葉樹の森の中を、気持ち良く自転車を走らせます。
右にパラグイダーの滑空場。尾根に沿って風が吹き上げて来て、下をのぞくと目が回りそう(◎_◎;)地図を見ると、大野地区から林道が七重川の北側を回ってこの場所まで延びているようですが・・・
白石峠を上る時から見えていた無線中継所のアンテナの足元を過ぎると、林道には似つかわしくない立派な門柱が現れました。この先は天文台の敷地ということでしょうか?






右にキャンプ場を見ながら進むと、ぐるっと回って山頂に立つ天文台へ着きました。白石峠から約30分も掛かってしまいました・・・(^ ^;)
天文台の西から北側には、手前に四年前ポピーを見に訪れた秩父高原牧場や粥新田峠・遠くに城峯山や御荷鉾山が見えます。牧場からはこちらは、こんなふうに見えている筈。南~東側からは新柵山(あらざくやま)や弓立山を見降ろして、奥武蔵の山の向こうにさいたま新都心やスカイツリーも見える!・・・と、案内板には書いてありますが、今日はあいにく曇っていて見えません。。。春霞の向こうを凝視し、「心の眼」でスカイツリーを捉えよう試みます。小学校の遠足で江ノ島に行った時、「アメリカが見えたっ!」と、クラスメートに高らかに宣言した私にとって、こんなことは朝飯前です(?)。天文台の標高は875.9mだそうで、ほどよく「一仕事終えた」感を味わうのに、過不足ない高さというべきでしょう・・・か?いずれにせよ、もっと天気が良く、空気が澄んだの日には、「関東一の絶景」という謳い文句にも偽りは無さそうです。
秩父高原牧場のミルクハウスの様に、食事できる場所があることを期待して自転車を漕いで来たのですが・・・そろそろお昼なので、一休み程度にとどめて先を急ぎます。






【刈場坂峠】


白石峠まで戻ります。
頂上に電波塔が立つ剣ヶ峰は堂平山よりやや高い876mとのこと。パラグライダー場には、滑空の準備をする人の姿。峠の四阿ではサイクリストが二人、休憩していました。
緩く下って高篠峠。奥武蔵高原の峠道は、この地方の経済の中心地であった越生と各地を結ぶように並んでいるが、この峠は札所一番への巡礼に使われた歴史ある道である旨の案内板が立っていました。杉木立の中を九十九折れながら80mほど上りかえして大野峠。六年前この峠にやって来た時は、百均謹製ポーチででっち上げたなんちゃってサドルバッグが破れちゃって・・・工具やらチューブやらを拾い集める破目になり、往生しましたっけ(^ ^;)
刈場坂峠までの道は平坦ですが、谷側に展望が開けているのにガードレールが切れている場所があって、私的にはビビリ・ポイント二倍区間・・・(>_<;)堂平山から40分ほどで刈場坂峠に着きました。





前回この峠に立った時は快晴でしたが・・・正午を回って漸く陽が差してきたとはいえ、期待した都幾川方面の展望ついては、今日は霞がかかってビミョーな按配。お約束の構図に自転車を収めて写真を撮っていると、正丸の方からオフロードバイクでやって来た人に声を掛けられました。
いつも通り、どこから来たの~?どこへ行くの~?という話に続く自転車談義。この男性、何台か所有するロードバイクでもこの辺りの峠道を普段、良く走られている由。「この峠も昔は埃だらけになる道で・・・」と、自転車の方もベテランである様子。折角声を掛けて戴いたので、食事できる場所が近くに無いかを尋ねると、「昔は茶屋があったけど、・・・腹減ったでしょ?」と、バナナを頂いてしまいました・・・もう、めったやたらと美味ぇっす。。。m(_ _)m
私よりも十歳ほど、年配でいらっしゃる様子ですが、和田を越えて道志みちで富士五湖とか、名栗~青梅~都民の森というコースは、今でも走っておられるとのこと(゚Д゚;)・・・明るい時間帯だけで300キロを走られてしまうという実業団のお仲間の話や桁はずれのロングライド・ロードレースの話題など、楽しい話を沢山伺いました。途中からは武蔵村山からという若い男性も交えて林道談義。お二人とも、林道関係ブログの管理人様にも愛用されている方が多い「セロー」という車種。中津川林道の話など伺っていると、バイクが欲しくなってしまいますが、考えずとも私には先立つものが、全然、無いのね
楽しい時間が過ぎるのはあっという間。気が付くと一時半になっていました。





【奥武蔵グリーンライン】


別れを惜しんで奥武蔵二号線へ。時間的にR299に降りるか悩む所ですが、正丸トンネルから飯能までトラックに追われ続けることを考えると気が重く、時間が許す範囲でグリーンラインを東に進むことにしました。
これが非常に、楽しかった。
去年グリーンラインに来た時は猿岩線上ってすぐに八徳入林道を下ったのですが、今回は顔振峠まで走ってしまいました。グリーンラインは刈場坂峠から飯能の市街地のすぐ近くまで、緩やかな下りが30キロ近く続いていて、四カ所ほどおしるし程度にペダルを回すだけで済みます。六年前は東吾野からグリーンラインに上って西に進んだのですが、まさか逆方向がこんなに快適とは思いもよらない事でした。奥武蔵の峠に上ったなら、帰路はなるべくR肉球のお世話にならないようにするのが正解っぽいですね~
で、3/19付タマチャリンさんの記事にも登場したこれ。幹を見ると、桃じゃあないですよね・・・河津桜じゃないかなぁ・・・自信ないです(^ ^;)
都幾川の大野で見掛けたのに比べて、顔振峠の梅は若干、花が寂しい感じになっていました。残念。
今日は風影線を通り過ぎて、さらに東へ。




権現堂線・阿寺線と繋いでR肉球へ。はい、道を一本間違えました(笑
タマチャリンさんみたいに五常ノ滝を見に行くのは無理にしても、せめて関ノ入線の切り通しは見ておきたかったのですが・・・(T T)
虎秀地区を通るのは初めてだったのですが、いい所ですね~(*´ω`*)
沢に沿って気持ち良く飛ばしていると、道路のド真ん中にデカい牛糞が!!・・・すんでの所でかわし、改めてよく見ると、ガマガエルの恋人たちでした。子供用グローブ位の大きさがあります。車に轢かれてしまうと可哀相なので、道路脇に逃がそうとつま先で前・後ろと突っついてみますが、微動だにせず。あらイイですねぇ~の波が押し寄せる、完全な忘我の境地にあるようです。羨ましい・・・
東吾野の駅前からR299を走り、十五時に飯能市街に到着。刈場坂峠から30キロを一時間半で走ることが出来ました。1月に正丸峠へ行った際は、R299経由で飯能まで1時間25分でしたので、たとえ正丸トンネル脇からR299に乗ったとしても、おそらく時間的な違いはほとんど無かった筈です。
ポストフレックスで追い越し幅が制限された道を後続車に気を遣いながら走らないで済んだ分、今日は気力・体力とも余裕を残して、帰路に就くことが出来ます。




とるものもとりあえず食事を済ませ、十六時前飯能を出発。入間川を渡り、八高線に沿って南に下ります。茶畑を抜け、瑞穂から東京環状。横田基地では二機のC-130がランナップ中で、爆音が轟いています。帰宅ラッシュが始まるまでまだ若干時間があるせいか、いつも渋滞脇を徐行する五日市街道の交差点前後も快走します。
八王子を抜け、いつもなら泣声が出る御殿峠も、さほど辛さを感じることなく通過して19時半に帰宅。
ペースの方は相変わらずですが、体力的には余裕を残して自転車を降りることができた、ような?

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GPS Loggerアプリが記録してくれた.gpxトラックの距離は250km超・『轍』でログポイントを間引いても225kmと出たので、伊豆半島一周以来の200km達成かと小躍りしたのですが・・・
ルートラボのルート作成機能を使って、改めてこの日走った距離を調べると、178kmに過ぎないとのこと・・・
1月の正丸行でも痛感したことですが、一日200キロが本当に、高い高い壁となってしまいました。。。
長くブランクを開けずに走っておかないと、年齢を重ねるごとに、一日の自走距離の落ち込みが顕著になる・・・ということは、書先輩方が口を酸っぱくして強調されるていること。
私の場合、より正確に現状を認識するなら、「遂に人並みの水準に達することなく、より早い速度で劣化しつつある」ということになるのは、火を見るより明らか。

・・・となると、近いうちアレをやっつけるべく、精進せねば。





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2 件のコメント:

横尾寿秋 さんのコメント...

5時起きで178km!
十分過ぎるほど凄いですよ
刈場坂峠より奥って遠そうですね〜
以前刈場坂峠迄行った時は
帰りの299がずっと下りなのに
ウンザリした記憶がありますよ
もう行く気も自信もありませんよ
ついでに早起きも無理です
虎秀はなんだかハイカー多いですね
ユガテで弁当も良いですよ〜

ボラザぢぃ さんのコメント...

タマチャリンさま

大丹波とか西川線・栃寄線往復の方が大変そうですが・・・
その上、いつも終点から山登りされる訳ですし・・・(゚Д゚;)
距離云々より、いかに燃焼度の高い時間を過ごせたかが大事で、
この点、つくづく私はダメな人だと、
自分で書いたものを読み返す度思います。
ぶれいくするーとうーじあざーさいどしなけりゃいかんのですが・・・

今連載されているオフ会の記事・全く未知のエリアなので新鮮です。
楽しそうで羨ましいです。

ユガテで弁当、憶えておきますv(^ ^)

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